終活の本の選び方|目的別6カテゴリで自分に合う1冊を見つける読み方ガイド

「終活の本って、ものすごく数が多くて、どれを読めばいいか分からない」。書店で背表紙を眺めては、結局買わずに帰る。そんな声を、現場でとてもよくいただきます。

実際、書店の終活コーナーには、入門書、専門書、体験記、エンディングノート本、心構えの本…本当に多種多様な本が並んでいます。

このページでは、終活の本を 目的別の6カテゴリ に整理して、ご自身に合う1冊を見つけるための視点を、私の現場感覚でお伝えします。

終活の本は「6つの目的」で選ぶのがおすすめ

終活の本は、ジャンルごとに目的が違います。「いまの自分が、どの本を必要としているか」を意識して選ぶと、無理なく読み続けられます。

① 全体像をつかみたい

終活が初めての方、まずは全体像をつかみたい方向け。「終活とは」「何から始めればいいか」を体系的に解説している入門書。

② エンディングノートを書きたい

実際にエンディングノートを書き始めたい方向け。書く項目、書き方、続けるコツが詳しく書かれた実用書。

③ 相続・遺言を学びたい

相続税、遺言書、財産分与など、お金と法律のテーマを深く知りたい方向け。司法書士・行政書士・税理士による解説書。

④ 葬儀・お墓・供養を学びたい

葬儀のスタイル、お墓の選び方、供養の意味など、葬送のテーマに特化した本。

⑤ おひとりさま向けの本

独身、おひとりさま、子どもがいない方向けに、ひとりで老いる準備の仕方を伝える本。

⑥ 終活を仕事にしたい方向けの本

終活を「人を支える仕事」として始めたい方向け。資格、相談業のノウハウ、起業の進め方など。

終活の本を選ぶときの3つの視点

① 著者の立場を確認する

「誰が、どんな立場で書いた本か」を確認しましょう。

士業(司法書士・行政書士・税理士・弁護士など)、医療・介護の専門家、葬儀関係、終活カウンセラー、当事者本人。それぞれの立場で、書かれる内容の重点が違います。

② 出版年を確認する

終活の本は、制度や数字が変わると古くなりやすい分野です。

特に相続、税金、保険、補助金などの数字や制度を扱う本は、できるだけ 新しい版 を選ぶのがおすすめです。

③ 自分の「いまの段階」に合っているか

入門書を読んだ方が、いきなり相続税の専門書を開くと、難しすぎて挫折します。

まずは入門書、次にテーマ別の実用書、深掘りしたいテーマだけ専門書、という順番で読み進めるのがおすすめです。

終活の本を、エンディングノートと一緒に使うコツ

① 本を読みながら、ノートに書き写す

本を読んでいて、「これは自分のことだ」と感じた箇所を、エンディングノートにそのまま書き写しておく。

読んで終わりにしないことで、知識がご自身の判断に変わります。

② 章ごとに「自分の場合」を考える

章を読み終えたら、「自分の場合は、どうなるんだろう?」と一度立ち止まる。

この問いが、エンディングノートの項目をひとつずつ埋めていく動機になります。

③ ご自身の「やりたいことリスト」と並べて読む

本を読みながら、「これからの自分がやりたいこと」を考える。

知識を入れる作業と、希望を整える作業を並行させると、終活全体がぐっと自分のものになります。

私自身も、終活の本を1冊出版しています

私自身、終活協議会の活動と現場での経験をまとめた1冊を出版しています。

『終活スペシャリストになろう』(幻冬舎、2021年)。

終活を「自分のこと」だけでなく「誰かを支える仕事」にしたい方に向けた一冊ですが、終活そのものを体系的に学びたい方にも、お役立ていただける内容です。

まとめ|「目的別」に1冊ずつ選ぶ

終活の本は、77選や100選のランキングを眺めるよりも、「いまの自分は、どのカテゴリを読むべきか」 を考えてから、1冊ずつ選ぶのがおすすめです。

全体像をつかむ入門書から始めて、気になるテーマだけ実用書・専門書へ。読みながら、エンディングノートと「やりたいことリスト」と並走させると、知識がご自身の人生のかたちになっていきます。

あわせて読みたい:終活サイトの選び方終活ブログの選び方終活ノートの基礎知識

書き手のことを、もう少し知っていただけたら嬉しいです。
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