「終活、そろそろやらないと」と思いつつ、いきなり数千円のエンディングノートを買うのはちょっとためらう。書店で手に取っても、買うところまでは踏み出せない。そう感じる方は、本当に多いと思います。
そこで気になるのが「100円ショップで、エンディングノートそのものや、代わりになるノートが手に入るのか?」というテーマです。
結論からお伝えすると、店舗や時期によって取り扱いは変わりますが、「100均のノートで、ご自身のエンディングノートを始めること」自体は十分可能 です。むしろ、「お試し」の最初の1冊として、100均は選択肢のひとつとして覚えておいて損はありません。
このページでは、100円ショップを活用してエンディングノートを始めるときの考え方と、自作のステップを、私の現場感覚でご紹介します。
100均でエンディングノートを始める3つの良さ
① まずはお試しで気軽に始められる
100均のノート1冊なら、110円〜数百円ほど。「合わなかったら買い直す」と気軽に思えるくらいの費用です。
終活の世界では、「いきなり立派なノートを買ったけれど、結局書けなかった」というお話をよく聞きます。最初の1冊は、思いきり気軽に始められるものから入る、というのもひとつの賢い選び方です。
② フォーマットに縛られず、自分流に作れる
100均のノートは、項目があらかじめ決まっていない普通のノートがほとんどです。
だからこそ、「自分が大切にしたい項目だけを立てる」というカスタマイズが、いちばん自由にできます。市販の項目に縛られて窮屈に感じることも、ありません。
③ いつでも書き直せて、ハードルが下がる
立派なノートだと「書き間違えたら…」と気を遣いますが、100均のノートなら、書き直しも、買い直しも気軽です。
「失敗してもいい」と思える1冊から始めることは、書き続けるためのいちばん大切な土台になります。
100均でエンディングノートを始める、3ステップ
ステップ① 自分が書きやすいサイズのノートを1冊選ぶ
100円ショップには、いろいろなサイズのノートが並んでいます。
日常使いするならA5、しっかり書き込みたいならB5、持ち歩きたいなら薄手のA6。ご自身の使い方に合うサイズを、まず1冊選びましょう。リング式、糸綴じ式など、ページを増やしやすい仕様だと、後から書き足しやすくなります。
ステップ② 巻頭に「やりたいことリスト」を1ページ書く
項目を立てる前に、まず巻頭に 「やりたいことリスト」 のページを1ページ作ります。
「もし人生があと1年だったら何をしたい?」「ずっと気になっていたけれど、まだ手をつけていないことは?」これからやりたいことが見えると、その後の項目の書きやすさが、大きく変わります。
ステップ③ 必要な項目を、自分流に立てていく
葬儀、お墓、相続、医療、連絡先、メッセージ、ペット、サブスク、デジタル情報、自分史。一般的なエンディングノートの項目を参考にしながら、ご自身に必要な項目だけを立てていきます。
100均のシール、付箋、インデックスタブと組み合わせれば、自分専用のオリジナルノートが完成します。
100均で揃えると便利な「サブアイテム」
インデックスタブ・付箋
項目ごとにインデックスタブを貼ると、後から開きやすくなります。色分けすると、家族にとっても見やすい1冊になります。
クリアファイル・小袋
保険証券のコピー、葬儀社の見積もり、お墓のパンフレットなどを保管できる、A4のクリアファイルや小袋もおすすめ。ノート本体と一緒に保管しておくと、いざという時に役立ちます。
シール・マスキングテープ
写真や紙物を貼って、自分らしい1冊に育てたい方に。手書きの温かみが加わって、家族にとっても受け取りやすいノートになります。
100均ノートで気をつけたい3つのこと
① 長期保存にはやや向かない場合がある
100均のノートは紙質や装丁が簡易なものが多く、10年以上の長期保存には向かないものもあります。
「お試しの最初の1冊」として使い、内容が固まってきたら、しっかりした市販のノートに書き写すか、デジタルでもバックアップを取っておくのがおすすめです。
② パスワードや口座番号は、本体に直接書かない
家族や信頼できる人に見せる前提のノートなので、パスワードや口座番号といったセンシティブな情報は、別紙にまとめて金庫や別ファイルで保管しましょう。
③ 法的効力はない
100均のノートで作ったエンディングノートも、市販のノートと同じく 法的効力はありません。相続や財産分与に関わる希望を確実に残したい場合は、公正証書遺言などの正式な遺言書として作成する必要があります。
まとめ|100均は「お試し1冊目」の良き入口
100均のノートは、エンディングノートの「お試し1冊目」として、気軽に始められる優しい入口です。
まずは1冊買って、巻頭に「やりたいことリスト」を書いてみる。書きながら、ご自身に合うフォーマットを見つけていく。書き続けられそうだと感じたら、その時に市販の本命1冊に進む。
この二段構えなら、「立派なノートを買ったのに書けなかった」というよくある挫折を、上手に回避できます。
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書き手のことを、もう少し知っていただけたら嬉しいです。
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