終活の断捨離は40代からがオススメ!メリットから進め方まで全解説

終活

終活の断捨離に興味を持っている方はたくさんいますが、40代の方の中には「まだ終活を始めるには早いのではないか」と本格的に終活の断捨離を始めることに躊躇されている方も多いのではないのでしょうか。

 

しかし実際には40代の多くが終活の断捨離に興味を持っており実際に始めている40代もたくさんいるという結果が、様々な調査かからも明らかになっており、決して早すぎるということはありません。

そして実は、終活の中でも特に断捨離は早くから始めることに数多くのメリットがあることから、40代は終活の断捨離を始めるには最適な時期であるとも言えるのです。

そこで今回は

・40代から終活の断捨離を始める3つのメリット
・40代から終活の断捨離を行う前に押さえておきたい4つのポイント
・適切に断捨離を行うための4つのステップ

をひとつずつ詳しく紹介していきます。

さらに後半では40代の断捨離を実践している方のおすすめブログも紹介します。
この記事を読めば、あなたも迷わずに40代から終活の断捨離を進められるようになります。

1.40代から終活として断捨離を始める人が増えている

40代での終活はまだ早いのではないか、と思っている方も多いかもしれませんが、実は若い世代ほど、終活を行うことに興味を持っているという調査結果が出ています。

楽天インサイト株式会社が2019年に行なった20代から60代の男女1000人を対象に行なった「終活に関する調査」では、40代の男女では10.7%が40代のうちに終活を始めたいと回答しています。

さらに20代では15.3%、30代では24.6%の人が40代までに終活を始めたいと回答しています。

40代のうちに終活を始めたいと考えている人の割合は、他の年代と比べても、定年を迎え終活を身近に感じる60代を除けば、50代・70代・80代以上の人の割合に引けを取らず高いことがわかります。

 

「終活」を始めたい年齢(年代別)

出典:終活に関する調査(楽天インサイト)

 

そして終活の中でも関心が高いのが「家の中の荷物の整理」つまり断捨離です。同じ楽天インサイト株式会社の調査では、終活において実践しておきたいいことの中で「家の中の荷物整理」が2位、「財産整理」についで「家の中の荷物整理」に高い関心を集めており、終活に関心を持つ方の55.8%(19年度調査)が「家の中の荷物整理」を実践したいと回答しています。

出典:終活に関する調査(楽天インサイト)

 

調査の結果から40代の多くの方が終活の断捨離に興味を持っているという結果が見て取れます。40代からの断捨離は決して早すぎるということはないのです。

むしろ早いうちから終活の断捨離を始めることには様々なメリットがあることが注目され始めています。次章では、40代から断捨離を始めることによるメリットを詳しく解説します。

 

2.40代から終活の断捨離をはじめる3つのメリット

体力ある若いうちから断捨離を始めることには様々なメリットがあります。以下の3つのポイントから40代から始める断捨離のメリットについて解説します。

 

・早い時期に人生を見つめ直すきっかけを持つことができる

・体力があるうちに断捨離を進めることができる

・老後の不安を取り除くことができる

 

では一つずつ確認していきましょう。

2-1.早い時期に人生を見つめ直すきっかけを持つことができる

終活の断捨離に亡くなる前に不必要なものを処分する「生前整理」の意味合いを含みますが、それは終活であると同時に、人生の節目であり新たな人生をスタートするきっかけでもあります。

人生において折り返し点とも言える40代はこれまでの半生を振り返りこれからの人生を見つめ直すタイミングとしては最適な時期であると言えるのです。

 

2-2.体力があるうちに断捨離を進めることができる

断捨離は重労働であるということを忘れてはいけません。時には大きな家財道具を家から運び出すこともあります。その意味で体力のある40代は断捨離を進める上でもたいへん良い時期であると言えます。

60代、70代になるとどんなに元気な方でも徐々に体力は衰えてきます。気力の衰えもあり、なかなか思うように断捨離を進めることができない、というケースもすくなくありません。

仕事や生活が安定してきて、体の衰えを感じることの少ない40代のうちから断捨離を進めることは、この点でも大きなメリットがあると言えます。

2-3.老後の不安を取り除くことができる

40代から終活の断捨離をはじめることは、早いうちから老後に備え老後の不安を払拭する効果も持ち合わせています。

終活の断捨離では今後の生活で不必要なものを選別する過程で必然的に将来の生活を考えることになります。それはつまり、これから年を取っていく自分、つまり「老後」の自分について考える機会を持つことにつながります。

老後に対して早いうちから準備ができれば、老後の不安を和らげ、生活や仕事にもストレスなく打ち込める状況を作ることができるでしょう。

 

生前整理と老前整理

「生前整理」と「老前整理は」いずれも終活における片付け・断捨離のことを指しますが、それぞれに異なる意味合いを持っています。

「生前整理」とは自分が亡くなることを強く想定した片付けや断捨離、つまり相続や遺品整理など、死後に家族に苦労かけないことに主眼が置かれています。

これに対して「老前整理」とは老後に備えて行う片付け・断捨離のことです。老いとともに変わる生活のスタイルに合わせて、元気なうちに不要なものを整理します。老前整理はこれからの人生に備えるという意味を強く持ち、若いうちから始めることができる点も特徴です。

40代の断捨離はこの両方の意味を併せ持っています。終活における「生前整理」であると同時に老後に備えるための「老前整理」でもあるのです。

つまり終活の断捨離は終活であると同時にこれからの人生をより幸せに生きるために行うものであり、その意味でも40代は断捨離を始める上で最適な時期であると言えるのです。

3.40代から終活の断捨離を行う前に押さえておきたい4つのポイント

いざ終活の断捨離を始めようとしても、闇雲に断捨離を行ってしまうと、必要なものを処分してしまったり、なかなか物が捨てられず、時間だけを浪費指定しまう、ということも少なくありません。

そこでここからは、終活の断捨離を始める前に、知っておくべきポイントを4つ紹介します。

・自分のペースで進める

・気軽に捨てられるものから処分する

・捨てるのに迷った場合は一旦保留する

・自分の意志で処分をすること

それではひとつずつ見ていきましょう。

 

3-1.自分のペースで進める

断捨離を行う上で最も大切なポイントは、慌てずに自分のペースで進めるということです。

慌てて整理しようとすると、大事なものまで捨ててしまったり、一度に整理できないまま途中で投げ出してしまうということにもなりかねません。

40代とはいえ、これまで定期的に断捨離を行なってきた方でなければ、所持品は相当な量になることでしょう。1日の作業で全てを終えることは考えず、慌てずに計画的に終活の断捨離を進めましょう。

家の中の整理する場所をいくつかのパートに分けて「今日は今の本棚」「今日はクローゼットの中」など、スケジュールを決めておくこともおすすめです。その日に仕分ける場所を限定すれば、無理なく断捨離進めることができます。

3-2.気軽に捨てられるものから処分する

思い入れの強いものはなかなか捨てることができないものです。終活の断捨離では処分に戸惑うものの判断は後回しにして、躊躇なく捨てることができるのもから処分していきましょう。

ひとつひとつのものに対して、捨てるか捨てないか悩んでいると断捨離はなかなかはかどりません。整理が進まずに時間が過ぎていくと、気持ちも沈みがちになります。

まずはその日に整理する場所をざっと見渡し、迷わず捨ててもいいと思えるものから選別して処分しましょう。確実にいらない物が処分できれば作業は大きく進み、気持ちも楽になります。

あとは残ったものを断捨離するかどうか、ゆっくりと吟味することができます。

3-3.捨てるのに迷った場合は一旦保留する

捨てるか捨てないかを早急に決定する必要はありません。ものを捨てるかどうか迷った時は、一度判断を保留して時期をあらためて断捨離を検討することも一つの方法です。

ひとつひとつのものに対して、捨てるべきかどうかをじっくり吟味しているとなかなか断捨離は進みません。また、その時の判断が常に正しいというわけでもありません。

一旦判断を保留にすることで冷静に判断することができれば、必要なものを捨ててしまって「あれはやっぱり捨てなければよかった」と後から後悔することも無くなります。

次章で紹介するように、半年や1年という期間を決めて定期的に見直すという方法もおすすめです。

3-4.自分の意志で処分をする

前章で解説した通り、断捨離はものの整理であると同時に心の整理でもあります。その意味でもものを捨てる時には、必ず自分で処分するかどうかを決定することが大切です。

家族が勝手に処分してしまったりすることでトラブルとなるケースも少なくありません。家族に言われるがままに処分してしまい、あとで後悔するということもあるでしょう。


自分が納得して捨てることによって初めてものへの執着を捨てることができる
という点を忘れないようにしましょう。

 

4.適切に断捨離を行うための4つのステップ


いざ終活の断捨離を始めようと思っても、なにから手をつけていいかわからずなかなか進められない、ということもよくあります。そこでここからは上手に終活の断捨離を進めるための手順を4つのステップで解説します。以下の手順で進めれば、終活の断捨離に戸惑うことはありません。

1.チェックリストを作る

2.いるものといらないものを選別する

3.不要なものを捨てる

4.定期的に見直す

 

では順序に従って解説していきます。

4-1.ステップ1 チェックリストを作る

終活の断捨離を始める際にまず最初に取り組むことは処分するかどうかを判断するためのチェックリストの作成です。

終活の断捨離では、ものを捨てるかどうかの判断に戸惑い、なかなか処分ができないことが少なくありません。そこで、捨てるかどうかをチェックするための基準をあらかじめ定めておくことが必要になります。

例えば洋服であれば

・1年以上着ていない
・サイズが合わない
・破損している

本やCDなら

・もう一度読んだり聞いたりしたいと思わない
・買ったことを覚えていない
・すでにCDの音楽データはパソコンに取り込んでいる

など、断捨離する条件を箇条書きにしたチェックリストをあらかじめ用意しておき、その項目に該当するものを機械的にピックアップしてきます。

もちろんチェック項目に該当したら処分しないといけないわけではありませんが、チェックリストがあることで処分するものの候補をすぐに絞り込むことができるため、断捨離の作業が格段にはかどります。

4-2.ステップ2 処分するもの・残すもの・処分を保留するものに分ける

リストのチェック項目に従って処分するもの候補がピックアップできたら、まずは躊躇なく捨てられると思うものからピックアップしていきましょう。

また処分するものの候補に上がった中で絶対に処分したくないものがあれば省いておきましょう

 

これらを行ったあとは、残ったものを処分するかどうかゆっくりと吟味していきます。処分してしまってから「捨てなければよかった」と後悔することがないよう慎重に判断しましょう。

このときに処分に迷うものがあれば無理に捨てる必要はありません。一旦保留し後日改めて判断しましょう。

「いつか必要になるかもしれない」という呪縛

断捨離を初めて行う人や、普段ものを大事にしている人は、ものを処分することになかなか踏ん切りをつけることができません。ついつい「いつか必要になるかもしれない」と考え、処分を躊躇してしまいます。

普段の生活で使わないものは、今後の生活でも必要ないものであることがほとんどです。また同じような色やデザインの食器や洋服などはたくさん持っている必要もありません。現代の生活では100円ショップや量販店などで大抵のものは安く簡単に調達することができるという現実もふまえて断捨離に臨みましょう。

 

4-3.ステップ3 不要なものを捨てる

断捨離するものが決まったら、ルールに従って処分することになります。処分のルールは自治体によって異なります。あらかじめ自治体に問い合わせ廃棄の方法を確認しておくといいでしょう。

終活の断捨離では、まだ十分に使用できるものを捨てるということもよくあります。そのような場合はリサイクル業者に連絡して買い取ってもらうのもおすすめです。

引き取りに来てくれる上、自分で処分する必要もありません。買い取ってもらうことができれば臨時収入を得ることもできるでしょう。

書籍や雑貨、衣類などの小物は、フリマアプリやインターネットオークションなどで販売するのもおすすめです。

4-4.ステップ4 定期的に見直す

処分を保留したものについては、半年後や1年後などあらかじめ期限を決めてあらためて処分するかどうか判断するのもおすすめです。

その際に、例えば

・見直すまでの間に一度も使用しなかった
・一度も思い出さなかった
・すでに代わりのものがあり生活に支障がない

などのような状況であれば、処分してしまってもいいでしょう。時間を減ることによって躊躇なく処分できれば断捨離としては成功です。

断捨離ではなにより自分が納得することが大切です。焦らずにゆっくりと時間をかけて行いましょう。

 

5.40代からの終活・断捨離を綴ったブログ3選

ここからは40代から終活の断捨離を実践する方々のブログを紹介します。実際に終活の断捨離を始める上での参考にしてください。

5-1.40代から始める断捨離〜貯蓄生活

出典:40代から始める断捨離〜貯蓄生活

 

ブログ主は40代の看護婦さんです。小学生と中学生の息子さん旦那さんと一緒に九州で暮らしています。断捨離を行いながら、シンプルで無駄のない生活を目指しています。

食器棚の整理から、粗大ゴミの捨て方などまで、これまでの行なってきた片付けや断捨離を伝える内容は、これから断捨離を始めようと考えている方にはとても参考になります。

旦那さんの実家の片付けなど、40代以降の方々の多くが直面する問題についても細かく書かれており、同様の状況に置かれた人には大変参考になるブログです。

ブログはこちらからご覧ください。

5-2.40代独身女性 ゆる~い終活始めたってよ。

出典:https://ameblo.jp/enjoylivingending/

40代のふじよしさんが、30代の友人を無くしたことなどをきっかけに始めた終活の日々を綴ったブログです。

押入れの中の写真の整理や、メルカリを使った断捨離など、自ら実践する「ゆる〜い終活」を楽しく前向きな文体で伝えています。

ものの整理と一緒に、自分がいなくなったときのことを考えてみたり、エンディングノートの記入など、無理のない範囲で終活を続ける姿は、40代の終活・断捨離を進める上で大変参考になります。

ブログはこちらからご覧ください。

 

5-3.マシュマロ’sエンディングノート

出典:マシュマロ’sエンディングノート

高齢のお母さんと福岡で二人暮らしを続けるマシュマロさんが終活について綴っているブログです。

お母さんの病状や老後について、また仕事や日々の生活について触れながら、終活についても数多くの記事を執筆されています。

 

断捨離については詳細に書かれており、粗大ゴミの出し方、なくても困らないものを判断する方法、思い出の品の残し方など、終活の断捨離を行う上ではたいへん参考になる実践的な記事が多く、読み応えがあります。

親世代の介護など、40代。50代の方々の多くがこれから直面する問題を考える上でも、読んでおきたいブログです。

ブログはこちらからご覧ください。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

終活の断捨離と聞くと40代では早いかもと思いがちですが、決して早すぎるということはありません。むしろ40代からの終活の断捨離には多くのメリットがあるのです。


今回は40代から始める終活の断捨離における3つのメリットを詳しく解説しました。

・早い時期に人生を見つめ直すきっかけを持つことができる
・体力があるうちに断捨離を進めることができる
・老後の不安を取り除くことができる

 

さらに実際に終活の断捨離を始める前に押さえておくべき4つのポイントについて解説しました

・自分のペースで進める
・気軽に捨てられるものから処分する
・捨てるのに迷った場合は一旦保留する
・自分の意志で処分をすること


後半には、断捨離を適切に行うための手順、また実際に40代から終活の断捨離を行なっている方々が綴った参考になるブログも紹介しました。

この記事が、あなたが実際に終活の断捨離を始めるための一助になれば幸いです。

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