「エンディングノートを書いてみたい」
「有料のものもあるみたいだけど、まずは無料のものを試したい」
そんな方のためにこの記事では、無料ですぐにダウンロードできる、18種類のエンディングノートをご紹介しています。
エンディングノートには「この項目が入っていないといけない」という公のルールはないため、それぞれの配布元によって、設けられている項目やデザインが大きく異なります。
そのため、無料のエンディングノートを選ぶときは、それぞれのエンディングノートの特徴を知り、その中で自分の目的に合ったエンディングノートを選択することが最も大切です。
途中まで書いてから、「自分の書きたい項目がなかった!」ということになると、また別のエンディングノートを探すことになり、いくら無料だと言っても、時間や紙が無駄になり二度手間になってしまいますよね。
そんなことにならないよう、この記事では、無料のエンディングノート18種類を、以下の目的で分類して紹介しています。
1.必要事項(葬儀・財産など)を一通り記したい 2.かわいいイラスト入りのデザインで明るい気分で書きたい 3.自分史や思い出をしっかり振り返りたい 4.大きな文字で読みやすい・書きやすいものを使いたい 5.WordやExcelのひな形で自分用にカスタマイズしたい |
更に、それぞれエンディングノートの特徴が一目でわかる比較表も掲載しています。この記事を参考にして頂くと、自分にぴったりのエンディングノートを迷わずに選ぶことができますよ。
目的に合った無料のエンディングノートを見つけて、後悔のない終活を進めていきましょう。
- 1.無料でダウンロードできるおすすめのエンディングノート18選
- 1-1.必要事項(葬儀・財産など)を一通り記したい方向け4選
- 1-2.かわいいイラスト入りのデザインで明るい気分で書きたい方向け2選
- 1-3.自分史や思い出をしっかり振り返りたい方向け3選
- 1-4.大きな文字で読みやすい・書きやすいものが良い方向け2選
- 1-5.WordやExcelのひな形で自分用にカスタマイズしたい方向け4選
- 2.無料のおすすめエンディングノートを徹底比較
- 3.自治体や市町村でもらえる無料のエンディングノート
- 4.無料のエンディングノートでよくあるQ&A
- 5.エンディングノートを書くときに知っておきたいこと
- 6.迷ったらプロに相談
- 7.まとめ
1.無料でダウンロードできるおすすめのエンディングノート18選
18種類のエンディングノートの特徴を、5つの目的に分けて紹介していきます。
1-1.必要事項(葬儀・財産など)を一通り記したい方向け4選
エンディングノートを作成するときの大きな目的として「残された家族や死後の処理をしてくれる方が困らないようにしたい」というものがあります。そのための必要事項(葬儀や財産に関するあなたの意思)を詳しく記せるエンディングノートをご紹介します。
1-1-1.見やすく書きやすいシンプルなエンディングノート
参考:終活マガジン
シンプルですが必要事項がしっかり網羅されているエンディングノートです。特に財産の項目は、預貯金、株式、有価証券、クレジットカード情報、不動産、貸し金庫・トランクルーム情報、貴金属・美術品・宝飾品、借入金・ローンなどと細分化されています。
◆データ形式:PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:葬式、財産、病気、介護
◆良い点:・書きやすくシンプルで上品なデザインです。
・全部で15ページと短いため、時間をかけずに書くことができます。
◆気になる点:
・表紙や、自分史の振り返り、家族へのメッセージを記載する欄はありません。
・ファイルが「基本編3P」「財産編4P」「保険・個人年金編1P」「遺言書・形見分け編2P」「もしものときの生活編3P」「葬式・お墓編2P」と6カテゴリに分割されているため、それぞれをダウンロードして印刷する必要があります。
【こんな方におすすめ!】
- 事務的なことをわかりやすく網羅的に残したい
- 保有している財産の種類が多いため整理してわかりやすく記載したい
- Webサイトのアカウント情報やペットに関する事柄も記したい
1-1-2.印刷してそのまま冊子になるデザイン性の高いエンディングノート
参考:島田屋本店
一通りの項目を全て記載できる、デザイン性の高いエンディングノートです。画像のように、一般的になじみのない専門的な項目には文言の解説が入っている親切な設計です。
◆データ形式:PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:表紙、葬式、財産、病気、介護、自分史、家族へのメッセージ
◆良い点:・書き方の解説があるので悩まず書き進められます。
・葬儀社の作成したエンディングノートのため、葬儀に関する項目が充実しています。
◆気になる点:
・財産を記載するページなど、部分的に行の高さが狭いところがあるため、大きな文字で書きたい方には向きません。
【こんな方におすすめ!】
- そのまま冊子にして保管しておきたいので表紙がついていてデザイン性の高いものがいい
- 悩まず書き進めたいので難しい項目には解説をいれてほしい
- 意思だけでなくその理由も記したい
1-1-3.死後だけでなく要介護状態になったときの意思も記せるエンディングノート
参考:大阪相続相談所
最低限の必要事項をシンプルに記載することができるエンディングノートです。家族だけでなく友人へのメッセージ欄もあり、感謝の気持ちを多くの方に残すことができます。また、死後のことだけでなく要介護状態になったときの意思表示の項目もあります。
◆データ形式:PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:表紙、葬式、財産、病気、介護、自分史、家族へのメッセージ
◆良い点:・あまり時間をかけずに必要最低限の項目をまんべんなく記載できます。
・所持品の処理方法に関する希望も意思表示できます。
◆気になる点:・配布元である大阪相続相談所のロゴが全ページに入っています。
【こんな方におすすめ!】
- コンパクトに最低限の必要事項だけ残したい方
- 死後のことだけでなく要介護状態になったときの意思表示もしておきたい方
- 表紙がついておりそのまま冊子にして保管しておけるものがいい方
1-1-4.自分史から財産まで一通りの項目を細かく整理できるエンディングノート
参考:葬儀ベストネット
デザイン性は高くありませんが、一通りの項目を細かく整理することができるエンディングノートです。特に財産の項目は、不動産、生命保険、株式、ローン、車などに分かれており便利です。パソコンや携帯電話の中のデータ処理方法についても意思を残すことができます。
◆データ形式:PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:葬式、財産、病気、介護、自分史、家族へのメッセージ
◆良い点:・男女問わず使用できるシンプルなデザインです。
・1項目1ページずつ分かれているため、不要なページは使用せず、必要なページだけ2枚印刷する、などの調整が可能です。
◆気になる点:・表紙は準備されていません。
【こんな方におすすめ!】
- デザイン性は求めず、多くの項目を細かく整理したい
- 一般的なエンディングノートは自分に不要な項目もあるので、書きたい項目を選びダウンロードしたい
- 不動産、生命保険、株式、ローン、車など複数の契約や財産があり、整理したい
1-2.かわいいイラスト入りのデザインで明るい気分で書きたい方向け2選
エンディングノートを作成するときは、どうしても「死」を意識することになります。しかし、だからと言って暗い気持ちで書くのは嫌ですよね。そんな方のために、かわいいデザインで明るく書くことができるエンディングノートをご紹介します。
1-2-1.男女問わず使えるイラスト入りのエンディングノート
15ページとコンパクトなエンディングノートですが、生い立ちや、家族や周囲に迷惑をかけないための伝達事項(介護や葬儀、財産に関する項目)など、基本的な項目は揃っています。
◆データ形式:Word(PC上で入力)、PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:表紙、葬式、財産、病気、介護、自分史、家族へのメッセージ
◆良い点:
・一通りの基本項目が揃っており、イラスト入りで楽しく書き進めることができます。
・PC上での入力(Word)と手書き(PDF)、どちらか選べます。
◆気になる点:
・Webサイトのアカウント情報を書くページはありません。
【こんな方におすすめ!】
- 女性向きすぎでないデザインがいい
- イラスト入りのエンディングノートで明るい気分で書きたい
- 介護や葬儀、財産に関する項目などは一通り記したい
1-2-2.上品な花の写真の表紙の女性向けエンディングノート
財産や葬儀、病歴、要介護状態になったときのために家族やサポートしてくれる人への希望などについて、詳しく記すことができるエンディングノートです。ペットやWebサイトのアカウント情報などの項目もあります。
◆データ形式:PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:表紙、葬式、財産、病気、介護、家族へのメッセージ
◆良い点:
・WebサイトやSNS,ブログなどのID、パスワードも記載しておけます。
・財産を細かく整理しやすいです。
◆気になる点:
・書体が少し重苦しいと感じる方もいるかもしれません。
・自分史を書くスペースはありません。
【こんな方におすすめ!】
- そのまま冊子にして保存したいので綺麗な写真入りの表紙が欲しい
- 貯金以外の財産(株、投資信託、国債、土地など)が多く整理したい
- Webサイトをよく利用しており、IDやパスワード情報も記載したい
1-3.自分史や思い出をしっかり振り返りたい方向け3選
エンディングノートを書く意義の一つと言えば、自分の人生をこの機会にしっかり振り返ることができるということ。同時に、家族への感謝の気持ちも、自分に何かある前に素直に記しておきたいですよね。
自分史や思い出、家族へのメッセージなどの項目が充実している、おすすめのエンディングノートをご紹介します。
1-3-1.家族の思い出をまとめやすい!ピンクと青の2色から選べるエンディングノート
参考:自分史ムービー工房
人生経験からの学びや人格形成、過去の思い出などを詳しく記すことができるエンディングノートです。葬儀や介護、財産などに関する項目などもきちんと揃っており、一通りの必要事項は不足なく記載することができます。
◆データ形式:PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:表紙、葬式、財産、病気、介護、自分史、家族へのメッセージ
◆良い点:
・自分や家族のこと、介護、葬式、財産など、一通りの項目が網羅されています。
・付け足し用のページもあるため、書き足りない項目は後から追加できます。
◆気になる点:
・Webサイトのアカウント情報を書くページはありません。
【こんな方におすすめ!】
- 両親や家族との関係性を振り返ることで人生を見つめなおしたい
- 夫婦で色違いのエンディングノートを作りたい
- 書きたいことが多いので後でページを付け足せるようにしておきたい
1-3-2.詳しく自分史を記せる131ページに渡るエンディングノート
参考:日刊葬儀新聞
今回ご紹介している中で最もページ数が多い(131ページ)エンディングノートです。自分史、家族や大切な人へのメッセージ、家族や周囲に迷惑をかけないための伝達事項(葬儀や財産に関する項目)、ペットについて、Webサイトのアカウント情報など、他のエンディングノートに含まれる項目はほぼ全て網羅されています。
◆データ形式:Word(PC上で入力)、PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:表紙、葬式、財産、病気、介護、自分史、家族へのメッセージ
◆良い点:
・PC上での入力(Word)と手書き(PDF)、どちらか選べます。
◆気になる点:
・デザイン性は低く、シンプルで書類のようなエンディングノートです。
【こんな方におすすめ!】
- この機会に自分の人生をしっかり振り返りたい
- お葬式に関する希望を詳しく記し、家族が困らないようにしたい
- 株式やローンなど相続対象の財産が複数あり、整理したい
1-3-3.幼少期から仕事、旅行、社会活動までとことん自分史を残せるエンディングノート
参考:百人百想
自分の好きなものや、人生の銘、旅の記録、資格・免許、表彰・賞、社会活動、家系図、自分史年表などを詳しく記載することができるエンディングノートです。他のエンディングノートに比べて表紙のデザインもしっかりしているので、そのまま印刷して保管することができます。
◆データ形式:Word(PC上で入力)、PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:表紙、葬式、財産、病気、介護、自分史、家族へのメッセージ
◆良い点:
・自分史の項目が充実しています。
・両親や家族との思い出から、形見分けしたい相手へのメッセージまで、詳しく記載できます。
◆気になる点:
・Webサイトのアカウント情報を書くページはありません。
・罫線が無いページや記載欄が狭い項目もあり、手書きの場合は綺麗に書くのが難しいかもしれません。
【こんな方におすすめ!】
- とことん自分の人生を振り返りたい
- ある程度のデザイン性を求めたい
- 貯金以外の財産(株式、有価証券、不動産など)が多く整理したい
1-4.大きな文字で読みやすい・書きやすいものが良い方向け2選
細かい文字は読みにくい、小さなスペースだと書きにくい、という方に向いている、文字や書くスペースが大きいエンディングノートをご紹介します。
1-4-1.文字が大きく読みやすい桜デザインのエンディングノート
読みやすい大きさの文字のエンディングノートです。自分について、医療・介護について、葬儀・供養について、遺産・相続についてなど、一通りの項目をシンプルに記載することができます。
◆データ形式:PDF(印刷して手書きで記入)
◆良い点:
・クセのない書体で読みやすいです。
◆気になる点:
・ダウンロードページには複数のデザインが掲載されていますが、現在実際にダウンロードできるのは「下書き用」と「桜A」のみで、ページが少しわかりにくいです。
・表紙や自分史、Webサイトのアカウント情報を書くページはありません。
【こんな方におすすめ!】
- 小さい文字は読みにくい
- 自分の必要な項目だけ選んでダウンロードしたい
- かわいいデザインで明るい気持ちで書きたい
1-5.WordやExcelのひな形で自分用にカスタマイズしたい方向け4選
エンディングノートは、1回書いて終わりというものではなく、葬儀に対する意向が変わったり、財産状況が変更になったりしたら、更新する必要があります。その場合は、手書きではなく、WordやExcelなどの、PC上で編集できるタイプのエンディングノートのほうが便利です。
また、あの項目も入れたい、と思ったときに、PDFのエンディングノートの場合、自分で項目を追加することができません。
WordやExcelなら、自分で好きな項目を追加するなどのカスタマイズが可能ですので、より自分にぴったりのエンディングノートを作成することができますね。
そんな方におすすめの、WordやExcelの形式でダウンロードできるエンディングノートをご紹介いたします。
1-5-1.シンプルながら必要最小限の項目は網羅されているExcelのエンディングノート
参考:オクルトキ
自分史や、介護、葬式、財産に関する意思などを一通り記載することができるエンディングノートです。Excel形式のデータもダウンロードすることができます。
◆データ形式:Excel(PC上で入力)、PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:表紙、葬式、財産、病気、介護、自分史、家族へのメッセージ
◆良い点:
・全部で18ページとコンパクトにまとまっているため、気軽に書き始めることができます。
◆気になる点:
・自由記入欄が多いため、書きたいことが決まっていない場合は書きにくい項目もあります。
【こんな方におすすめ!】
- Excelのエンディングノートを探している
- 自分史も、葬儀や財産のことも一通り書きたい
- 膨大なページ数のエンディングノートは書くのが大変だからページ数は少ないほうがいい
1-5-2.これからの生き方も考えられるWordで書けるエンディングノート
病気などで意思表示が難しくなった時のために、食事や服装、髪型の好みや生活リズムについても記載することができます。また、今後の夢や未来の自分へのメッセージの項目もあります。
◆データ形式:Word(PC上で入力)、PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:表紙、葬式、病気、介護、自分史
◆良い点:
・思い出を残すページが充実しています。これから生き方を考える「スターティングノート」の役割も兼ねています。
◆気になる点:
・自分史や財産の項目はあまり充実していません。
・Webサイトのアカウント情報を書くページはありません。
【こんな方におすすめ!】
- 思い出をしっかり記しておきたい
- この機会に今後の生き方についても考えたい
- そのまま冊子にして保管したいので表紙がついているものがいい
1-5-3.Wordで作れるデザイン性の高いエンディングノート
参考:マイクロソフト
自分に関すること、メッセージ、医療、葬儀、財産について記載することができる、デザイン性の高いエンディングノートです。
◆データ形式:Word(PC上で入力)
◆記載項目:表紙、葬式、財産、病気、家族へのメッセージ
◆良い点:
・項目ごとにそれを書く理由などが書いてあり、何を何のために書くのかわかりやすいです。
・表紙や目次もあり、そのまま印刷して綴じておけます。
◆気になる点:
・Word版しかないためITが苦手な方は活用しにくいです。
・自分史の項目はありません。
【こんな方におすすめ!】
- 自分で好きなように項目を増やしてカスタマイズしたい
- 表紙と目次のあるエンディングノートがいい
- SNSやアプリのアカウント情報も書きたい
1-5-4.Excel/Word/PDFどれでも選べるシンプルなエンディングノート
参考:終の流儀
自分の年表、葬儀、財産、大切な人へのメッセージなど、一通りの項目を記載することができるシンプルなエンディングノートです。
◆データ形式:Excel/Word(PC上で入力)、PDF(印刷して手書きで記入)
◆記載項目:表紙、葬式、財産、病気、介護、自分史、家族へのメッセージ
◆良い点:
・一通りの項目は揃っています。
・Excel/Word/PDFの3つの形式のファイルをダウンロードすることができます。
◆気になる点:
・デザインが書類のようにシンプルです。
・文字を書く欄がやや狭いため、小さい文字が読みにくい場合は向きません。
・Webサイトのアカウント情報を書くページはありません。
【こんな方におすすめ!】
- 自分史から家族へのメッセージ、葬儀、財産まで一通りのことを記したい
- ExcelやWordなどでPC上で入力して作成したい
- そのまま印刷して保管できるよう表紙付きのデザインがいい
2.無料のおすすめエンディングノートを徹底比較
1章の分類以外の要素でも比較して、自分の目的に合ったエンディングノートを選びたい!という方のために、それぞれのエンディングノートの特徴を比較できる表を作成しました。
1章で紹介した順に並んでいます。
<印の見方>
無印:その要素を満たしていない 〇印:その要素について記載することができる ◎印:その要素についてより詳しく記載することができる |
気になるエンディングノートがあれば、表の一番左側の文字をクリックして、そのエンディングノートを紹介している部分まで飛ぶことができます。
この表を活用して、自分の重視する項目を満たすエンディングノートを見つけて下さいね。
紹介項/配布元 | ファイル形式 | かわいい・明るいデザイン | 自分史を書きやすい | 家族へメッセージを書ける | 死後の処理に関する項目(葬儀、財産など)を記せる |
1-1-1 終活マガジン |
◎ | ||||
1-1-2 島田屋本店 |
○ | ○ | ○ | ◎ | |
1-1-3 大阪相続相談所 |
○ | ◎ | ○ | ||
1-1-4 葬儀ベストネット |
○ | ○ | ◎ | ||
紹介項/配布元 | ファイル形式 | かわいい・明るいデザイン | 自分史を書きやすい | 家族へメッセージを書ける | 死後の処理に関する項目(葬儀、財産など)を記せる |
1-2-1 藤岡セレモニーホールみむら |
Word
|
◎ | ○ | ○ | ○ |
1-2-2 グリーフワークス/女性のための葬・相談室 |
◎ | ○ | ◎ | ||
紹介項/配布元 | ファイル形式 | かわいい・明るいデザイン | 自分史を書きやすい | 家族へメッセージを書ける | 死後の処理に関する項目(葬儀、財産など)を記せる |
1-3-1 自分史ムービー工房 |
○ | ◎ | ◎ | ○ | |
1-3-2 日刊葬儀新聞 |
Word |
◎ | ◎ | ◎ | |
1-3-3 百人百想 |
Word |
○ | ◎ | ◎ | ◎ |
1-3-3 百人百想 |
Word |
○ | ◎ | ◎ | ◎ |
1-4-1 エンディングノート制作支援サービスWADACHI |
○ | ○ | ○ | ○ | |
紹介項/配布元 | ファイル形式 | かわいい・明るいデザイン | 自分史を書きやすい | 家族へメッセージを書ける | 死後の処理に関する項目(葬儀、財産など)を記せる |
1-5-1 オクルトキ |
Excel |
○ | ○ | ○ | |
1-5-2 ラプラージュ綜合法務事務所 |
Word |
○ | ○ | ||
1-5-3 Microsoft Office |
Word | ○ | |||
1-5-4 終の流儀 |
Excel Word |
◎ | ○ | ○ |
3.自治体や市町村でもらえる無料のエンディングノート
エンディングノートは、自治体や市町村でも無料で配布していることがあります。印刷された冊子タイプのものを直接受け取る場合と、WebサイトからDLできる場合があります。前者はその自治体の地域の居住者でないともらえないこともありますが、後者の場合はどなたでもDLできます。
この記事で紹介した無料のエンディングノートとの大きな違いは下記です。
・万が一の際の相談窓口など、その地域の情報が掲載されている
・書き方セミナーなどに参加できる場合もある
困ったときに地域の窓口へ相談できると安心!という方は、自治体や市町村でもらえるエンディングノートを検討するのも良いですよ。
自治体や市町村でもらえる無料のエンディングノートについて詳しく知りたい方はこちら |
市町村のエンディングノートの特徴とおすすめノート5選【37冊から厳選】 |
4.無料のエンディングノートでよくあるQ&A
エンディングノートを書くときに気になる、よくある質問と回答をまとめました。疑問点はしっかり解消してから書き始めましょう。
Q.無料のエンディングノートにも法的拘束力はありますか?
A.無料か有料かに関わらず、エンディングノートには法的拘束力はありません。財産の配分等について記載しても、遺産相続の際には法的効力を有しません。遺産については別途遺言書を残しておきましょう。
Q.無料のエンディングノートと有料のエンディングノートの違いは何ですか?
A.書店やインターネット通販で購入することができる有料のエンディングノートとの違いは、デザイン性の高さです。有料のエンディングノートはプロのデザイナーさんがデザインをしているため、書きやすく見やすいデザインのものが多いです。
また、最初から冊子になっているため、自分でデータをダウンロードして印刷して製本するという手間も不要です。
ただし、無料のエンディングノートの中にもデザイン性の高いものはありますので、無料だから一概にレベルが低いということではありません。
また、無料のエンディングノートなら、もし書き間違えても再度印刷すれば良いですが、有料のエンディングノートの場合は、既に冊子になっているため、部分的に差し替えるということはできません。
Q.エンディングノートは印刷しなきゃダメですか?
A.印刷せずに、データで残しておいても構いません。どのパソコンのどのフォルダにエンディングノートを残したか、周囲の方にわかるように生前に伝えておきましょう。
あなた以外の方があなたのパソコンを開いて中身を確認する必要がありますので、パソコンのIDやパスワードを伝えておくか、わかる場所にメモで残す必要があります。
また、WordやExcelのままですと、あなた以外の方が編集できてしまいますので、保存するときはPDF形式にして保存するようにしましょう。
Q.エンディングノートは何歳から書けますか?
A.年齢制限はありません。たとえ未成年であっても書くことはできます。
Q.エンディングノートは書いたらどこに保管しておけばいいですか?
A.自分に何かあったときに、家族や周囲の人が容易に見つけられる場所に保管しておきましょう。日頃から家族に、どこにエンディングノートを置いてあるか伝えておくのもおすすめです。
5.エンディングノートを書くときに知っておきたいこと
書きたいエンディングノートを決めたら、おすすめの書き方も確認しておきましょう。
エンディングノートの書き方に決まりはありませんが、自分の死後の対応をしてくれる家族や周囲の方のために、最低限この項目は書いておくべき、という内容はあります。
このポイントを抑えられていないと、せっかくエンディングノートを残しても、必要な項目が不足しているために、周囲の人が困ってしまうかもしれません。各項目ごとの書き方や例文を知っておきたい方は、こちらの記事もチェックしてみましょう。
エンディングノートの書き方について詳しく知りたい方はこちら |
【例文有り】エンディングノートの書き方をわかりやすく解説! |
6.迷ったらプロに相談
実際に書き始めると、本当にこの書き方でいいのかな?みんなどうやって書いているの?などの悩みが出てくることもあると思います。
しかし、わからないところで毎回立ち止まって、インターネットなどで調べていると大変ですよね。
そんな風に迷ってしまう場合は、詳しい人に相談すると安心です。
「終活の相談窓口」では、エンディングノートの書き方についてプロに無料で相談することができますよ。
7.まとめ
この記事では、無料でダウンロードできるエンディングノート 18選を、
1.必要事項(葬儀・財産など)を一通り記したい 2.かわいいイラスト入りのデザインで明るい気分で書きたい 3.自分史や思い出をしっかり振り返りたい 4.大きな文字で読みやすい・書きやすいものを使いたい 5.WordやExcelのひな形で自分用にカスタマイズしたい |
上記5つの目的に分けてご紹介しました。
あなたらしいエンディングノートを選び、思い残すことのない終活をしましょう。