エンディングノートを書く時におすすめの、人気エンディングノートを厳選して紹介します。
「数が多くて、どれを選べば良いか分からない」
「無料のテンプレートより、市販品の方がいいの?」
など、エンディングノート選びに迷っている方は、この記事を読めば自分にピッタリのエンディングノートが見つかります。
▼本文で紹介するエンディングノートを先にサクッと紹介!
➡市販のエンディングノートのおすすめ一覧を先に見たい方は、「2-1. しっかり書く人向け!市販のエンディングノートまとめ」からお読みください。
➡無料でダウンロードできるエンディングノートのおすすめ一覧を見たい方は、「2-2. 無料で始めたい人向け!無料DL可能なエンディングノートまとめ」からお読みください。
➡無料で使えるエンディングノートアプリのおすすめ一覧を見たい方は、「2-3. スマホで手軽に書ける!無料エンディングノートアプリまとめ」からお読みください。
きちんと時間を取ってエンディングノートと向き合いたいならば、市販の専用ノートから選ぶのがおすすめです。長い間保管しておくものなので、デザインや装丁もしっかりしたお気に入りのノートを見つけたほうが良いでしょう。
しかし、「まずは試しに書いてみたい」という方は無料のエンディングノートでも構いませんし、スマホやタブレットの操作が慣れている方はアプリを使う方法もあります。
本文では、エンディングノートの基礎知識や注意事項についても詳しく解説していきます。ぜひ最後までお読みいただき、参考にしていただければ幸いです。
1. エンディングノートの基礎知識一覧
人気のエンディングノートを紹介する前に、知っておきたいエンディングノートの基礎知識を解説します。人気のエンディングノートを早く知りたい方は、「2. おすすめの人気エンディングノート一覧」からご覧ください。
1-1. そもそもエンディングノートとは
エンディングノートとは、主に終活(人生の終わりのための活動)に使われるもので、自分の死後や意識がなくなった時のために、家族や周りの人に伝えたい思いを書き留めておくノートのことです。
資産がどこにどのくらいあるのかや、契約しているサービスの情報、葬儀に参列した欲しい人の連絡先などをまとめておけば、遺された家族が困らずにスムーズにお葬式や遺産相続を進めることができます。
また人生史を思い出しながらまとめることで死に向かう気持ちを整理したり、面と向かって伝えられない気持ちをメッセージとして残したり、いろいろな使い方ができます。
1-2. エンディングノートに書くべき内容
エンディングノートに書く内容には決まりはないので、自分が書きたい内容を自由に書き進めて問題ありません。しかしそれでは書きにくいという方に向けて、多くの方が採用している項目を10個紹介します。
項目 | 詳しい内容例 |
自分についての基本情報 | 生年月日・住所・本籍地・血液型・趣味・特技・好きな食べ物など |
日常における
契約などの個人情報 |
携帯電話関連の契約会社・電気やガス、水道代金の契約内容・Amazonなどネットショップの情報など |
介護についての希望 | どこで、誰に、どんな介護を受けたいか |
医療や延命治療について | 持病・常用薬・アレルギー・延命治療の希望の有無・臓器提供の希望の有無など |
葬儀や納骨についての希望 | 葬儀形式の希望・葬儀社・戒名について・喪主を誰にしたいか・遺影について・棺に納めて欲しいも・納骨して欲しい寺院など |
知人や親戚の連絡先 | 葬儀に参列してもらいたい人のリストなど |
財産や相続について | 預貯金(金融機関・支店名など)・有価証券(金融機関・支店名等)・生命保険の加入状況など |
遺言書について | 遺言書の有無・保管場所・種類(自筆証明遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言)など |
ペットのこと | 名前・種類・年齢・かかりつけの病院・好きな食べ物や喜ぶ遊びなど |
大切な人へのメッセージ | 家族やお世話になった人などに、感謝の気持ちや言いそびれたこと |
エンディングノートの項目や内容について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
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エンディングノートの内容とは?入れるべき13項目を網羅的に紹介 |
なお、エンディングノートの項目や内容を自分で選ぶのが難しいという方は、あらかじめ用意された市販のエンディングノートがおすすめです。
1-3. エンディングノートの書き方
エンディングノートの内容に決まりがないのと同様、書き方にも「こうでなければならない」という決まりはありません。
ただし、エンディングノートを託した相手が読みやすいように、表や箇条書きなどで誰でも見やすいように書いておくと良いでしょう。
例えば医療や介護についての希望を書く場合、以下のようにまとめておくと一目で状況が伝わりますよね。
<例:医療や介護について>
持病 | ■有り 狭心症 | □無し |
常用薬 | ■有り 〇〇〇、〇〇〇〇〇 | □無し |
アレルギー | ■有り 小麦、猫 | □無し |
延命治療 | □希望する | ■希望しない |
臓器提供 | ■希望する | □希望しない |
例文を含めたエンディングノートの書き方の例については、以下の記事で分かりやすく解説しています。
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【例文有り】エンディングノートの書き方をわかりやすく解説! |
1-4. エンディングノートを始めるのに最適な時期
「エンディングノートを書いた方が良いかな?」と思ったときが、エンディングノートを始めるのに最適な時期です。エンディングノートを書くメリットはたくさんありますが、書くデメリットは無いからです。
自分の身の回りの情報を整理して書いておけば備忘録代わりにもなりますし、自分が何を大切にしているのか再発見するきっかけにもなります。若い世代でも「これからどう生きていきたいか」を再確認するためにエンディングノートを始める方が増えているようです。
また、周りの訃報などをきっかけに死を意識し始めて、エンディングノートを始める方も多くいらっしゃいます。自分らしい最期を迎えるためには、自分の希望を周りに人に伝える必要があります。そのためのツールとして、エンディングノートを始めてみてはいかがでしょうか。
2. おすすめの人気エンディングノート一覧
ここからは早速、人気のエンディングノートの中から、どれを選べば良いか紹介していきます。
まずは以下の簡単チャートから、自分に合うエンディングノートのタイプを診断してみてください。
①市販エンディングノート、②無料のテンプレート、③エンディングノートのアプリ、④普通のノートのうち、どのタイプに該当しましたか?
もしどの方法が良いか迷ったら、①市販のノートが一番書きやすくておすすめです。
2-1. しっかり書く人向け!市販のエンディングノートまとめ
時間をかけてじっくり終活に取り組もうとしているならば、市販のエンディングノートを選べば間違いがありません。誰でも簡単に書けるようにノートがデザインされており、書き方例やノウハウの載ったノートも多いからです。
ただし市販のエンディングノートはかなりたくさんの種類が発売されています。Amazonで「エンディングノート」と検索すると、500を超える商品が表示されるほどです。種類が多すぎて、「結局どのノートを買えば良いか迷ってしまう」という声もあるでしょう。
そこで、失敗せずに選ぶため、終活の専門家として多くのメディア実績を持つ竹内義彦が、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで売られている人気の市販エンディングノートの中から、本当におすすめしたい厳選エンディングノートを15商品選びました。
【おすすめ1位】もしもの時に役立つノート |
出典:Amazon
●メーカー希望小売価格:1,630円(税抜) |
公式サイトから購入 |
【おすすめ2位】自分史年表+エンディングノート 令和版 |
出典:Amazon 自分史を書きたいならコレ! ●定価:1,200円(税抜) |
公式サイトから購入 |
【おすすめ3位】一番わかりやすいエンディングノート |
出典:Amazon 受講者の声を反映! ●定価:980円(税抜) |
【おすすめ4位】明日のための「マイ・エンディングノート」 |
出典:Amazon パソコンから直接入力もできる! ●定価:1,980円(税抜) |
公式サイトから購入 |
【おすすめ5位】もしもの時の安心メモリー帖 |
出典:Amazon 受講者の声を反映! ●定価:780円(税抜) |
公式サイトから購入 |
6位~15位までは以下記事で一挙に紹介しています。さらに詳しい比較表などもあるので、自分に合うエンディングノートを決めたい方はぜひ参考にしてみてください。
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2020年最新!おすすめの終活ノート(エンディングノート)15選 |
2-2. 無料で始めたい人向け!無料DL可能なエンディングノートまとめ
市販のエンディングノートは、人気商品で千円程度、薄いものでも500円程度はかかります。お金をかけてエンディングノートを買うほどでもないという方には、エンディングノートを無料でダウンロードして使う方法もあります。
無料DL可能なサイトはいくつかありますが、特におすすめの無料エンディングノートを3つご紹介します。
【迷ったらコレ!】葬儀ベストネット |
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参考:葬儀ベストネット 装飾などはなく白黒のシンプルなデザインですが、39項目のうち必要なページだけ選んで印刷ができる便利な無料エンディングノートです。
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【自分史を書きたいならコレ!】自分史ムービー工房 |
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参考:自分史ムービー工房 思い出を振り返りながら書ける自分史ページが充実しているエンディングノートです。その他、財産まとめ、死後の希望、連絡先リスト、大切な人へのメッセージ欄など一通りの項目もしっかり揃っています。
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【パソコンで直接編集するならコレ!】Officeテンプレート |
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参考:Officeテンプレート Wordソフトを提供しているMicrosoftの公式テンプレートです。Wordがあれば直接パソコンから入力が可能。表紙・裏表紙もあり、印刷して綴じればデザイン性の高いエンディングノートになります。
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3つ紹介しましたが、18の無料エンディングノートから自分にピッタリのものを選びたい方は以下のページも参考にしてみてください。
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すぐDLできる無料のエンディングノート18選!見やすい比較表付き |
2-3. スマホで手軽に書ける!無料エンディングノートアプリまとめ
スマホやタブレットから手軽に書きたい場合は、エンディングノート用の無料アプリで書く方法もあります。空いた時間に少しずつ入力できるのがメリットです。
エンディングノート専用アプリはそれほど種類がないので、ここでは3つのアプリと特徴を紹介します。
【定番アプリならコレ!】100年ノート |
出典:Google Play エンディングノート専用アプリで、文字が大きく画面が見やすいのが特徴です。記録の保管や作成は無料ですが、遺族に情報を開示する場合は開示料がかかります。財産や葬儀、保険、ペットについて、自分史、連絡先リスト、メッセージなど一通りの項目が揃っています。 |
【Appleユーザー向け】私ノート2 |
出典:App Store iPhoneまたはiPad用のエンディングノートアプリです。医療・介護・財産・相続・葬儀・お墓の希望などをアプリに書いておくことができます。Android版はありません。 |
ただし、無料アプリは手軽で便利な一方、途中で開発が終了してしまうデメリットがあります。デメリットを理解したうえで使うようにしましょう。アプリで書きたい項目や方向性を決めて、あらためて市販のエンディングノート選びに生かすのもいいですね。
アプリについて、さらに詳しい比較表を見たい方は以下記事をご覧ください。
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無料で手軽に続けられる!エンディングノートのおすすめアプリ5選 |
2-4. 自由に書きたい方は普通のノートもあり
「エンディングノートを自由に書きたい」「書きたいことが決まっている」という方は、普通のノートやメモ帳に思いを綴るのも良いでしょう。紙のノートでも良いですし、デジタルのワードソフトなどを使っても構いません。
バインダー式のエンディングノートを買って、それにページを足していく方法もあります。
市販のエンディングノートや無料配布のテンプレートだと、記入スペースが限られていて、書ききれないことがあるからです。
また、ブログをエンディングノート代わりにする方も中にはいらっしゃるようです。
エンディングノートの形式は自由なので、どの方法を選んでも自由です。ただしエンディングノートの存在を事前に伝えておかないと、いざという時に自分の思いが伝わらず無駄になってしまう可能性があります。ノートの存在や場所を家族などにしっかり伝えておくことが大切です。
3. 終活やエンディングノートに迷ったら講座もおすすめ
ここまで、エンディングノートについての基礎知識や選び方、おすすめの人気エンディングノートを紹介しました。
今読んでいただいている「終活の相談窓口」では、終活やエンディングノートに関するノウハウ記事を多数公開しているので、じっくり見ていただければきっと誰でも書き進められるはずです。
しかし、もし「たくさんの文字を読むのは難しい」「対面でその場でアドバイスしてほしい」と感じた方には、終活セミナーがおすすめです。セミナーを受講することで、終活に対してのモチベーションを上げて、じっくり取り組むことができます。
終活セミナーといってもさまざまなものがあります。
・終活とはどのようなものか把握できる講演会 ・相続や遺言書作成などの個別相談ができるセミナー ・エンディングノートの書き方セミナー ・介護や医療、保険に関する知識を伝えるセミナー |
これから終活を始めたいと思っている方、終活に関する悩みや相談がある方、家族や知人の終活をサポートしたい方は、終活セミナーを受講することで問題を解決できるでしょう。
終活セミナーについてさらに詳しく知りたい方は、以下記事をぜひお読みください。
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終活セミナーとは?学べる内容と1日の流れを紹介【開催中の団体一覧付き】 |
私たち「終活の相談窓口」でも、エンディングノートの書き方サポート(ZOOM対応あり/1名5,000円)を実施しています。10名以上の場合はセミナーを行うことも可能です。
エンディングノートを書くうえで何かお困りごとがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
終活の相談窓口に相談してみる |
お電話の方は、0120-980-845 に「終活の相談窓口を見た」とお伝えのうえ、お気軽にお電話ください。
4. エンディングノートについてのQ&A
最後に、エンディングノートについての気になるQ&Aを載せておきます。
4-1. エンディングノートは100円ショップに売ってるの?
答え:今のところ大手4社では取り扱いは無いようです。
市販のエンディングノートは、ものによりますが、大体1,000円~2,000円程度で売られています。そこで「100円ショップで買えないかな?」と思う方もいるかもしれません。
ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツの大手4社に販売の有無を問い合わせたところ、残念ながら現在は4社とも取り扱いが無いということでした(2020年6月現在)。
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エンディングノートは100均にあるの?大手4社への確認結果を紹介 |
安価にエンディングノートを手に入れたい方は、100円ショップで買う選択肢の他、市町村が無料配布しているエンディングノートや、ネット上で無料でダウンロードできるエンディングノートを探してみても良いかもしれません。
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市町村のエンディングノートの特徴とおすすめノート5選【37冊から厳選】 |
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すぐDLできる無料のエンディングノート18選!見やすい比較表付き |
4-2. 製本したエンディングノートをプレゼントしてくれるサイトはある?
答え:無料でプレゼントしているサイトがあります。
終活やお葬式に関連したサービスを展開している会社の中には、製本したエンディングノートを無料でプレゼントしている会社がいくつかあります。
サービス名 | プレゼントの条件 | ダウンロードURL |
小さなお葬式 | 葬式の無料資料請求 | プレゼントを受け取る |
よりそうのお葬式 | 葬式の無料資料請求 | プレゼントを受け取る |
個人情報を入力しなければならないサイトもありますが、無料なので上手く活用すると良いでしょう。
4-2. エンディングノートに法的効力はある?
答え:エンディングノートには、法的効力はありません。
エンディングノートは、あくまで自分の思いを書き留めるノートであり、法的な効力も強制力もありません。例えば、いくらエンディングノートに「介護が必要になった場合は施設に入りたい」と書いたとしても、家族は必ずしもその通りにしなければならないわけではないのです。ただし、自分の希望や意思を家族に伝えることはできます。
同様に、遺産相続の希望についていくらエンディングノートに書いたとしても、法的効力はありません。法的効力を持たせるためには、自筆証書遺言(自分で作成できる遺言書)または公正証書遺言(公証人に作成してもらう遺言書)を作る必要があります。
エンディングノートと遺言書の違いについては、以下記事をご参照ください。
4-4. エンディングノートを書き終えた後はどうしたらいいの?
答え:家族(周りの人)にノートの在りかを知らせておきましょう
エンディングノートをせっかく書いても、読んでもらえなければ意味がありません。エンディングノートの存在と、保管してある場所を家族や周りの人に伝えておくようにしましょう。
ただし、エンディングノートにはさまざまな個人情報が入っているので、むやみに人目のつく場所に置くのはNGです。家族の中でも信頼できる人を選び、家族だけしか開けない場所(例えばデスクの引き出しなど)に保管するのがおすすめです。
まとめ
エンディングノートの選び方を中心に、エンディングノートの基礎知識、セミナー、Q&Aなどを紹介しました。この記事を読んで、エンディングノートを書く第一歩が踏み出せたなら幸いです。
エンディングノートは形式が決まっていないので自由に書くことができます。しかし、できれば受け取った人が見やすい形で残しておくのが一番です。市販のエンディングノートなら、誰が見ても分かりやすいように体裁が整えられていておすすめですよ。
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2020年最新!おすすめの終活ノート(エンディングノート)15選 |
エンディングノートを書くうえで何かお困りごとがあれば、ぜひ当サイト「終活の相談窓口」にお気軽にご相談ください。
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お電話の方は、0120-980-845に「終活の相談窓口を見た」とお伝えください。