エンディングノートをパソコン・手書きで自作!無料ダウンロードできるテンプレート8選

エンディングノート

終活を進める上で、最初に取り掛かることの多い「エンディングノート」。

・自分の考えを整理して、今後の人生をどのようなものにしたいか。
・葬儀やお墓についてのどのようにしてほしいか。

終活における、自身の意見や希望を記載する、大切なノートです。

 

そんなエンディングノートですが、自作したり市販品を購入する他に、インターネット上からテンプレートをダウンロードすることができるってご存知でしたか?

今回の記事では、

・エンディングノートをパソコン画面で直接入力して作成したい。
・テンプレートをダウンロードしたものを印刷して、手書きで記入したい。

というご要望に対応した、テンプレートのダウンロードサイト8選をご紹介します。

 

1. エンディングノートのテンプレートを活用する5つのメリット

テンプレートを使ってエンディングノートを作成するのには、多くのメリットがあります。

・用意された項目を元に作成できる
・要点を抑えた書面にできる
・作成時間を短縮できる
・パソコンの場合はデータとして保存できる
・費用を抑えて作成できる

上記の5つのメリットを順番に解説します。

1−1. 用意された項目を元に作成できる

ダウンロードしたテンプレートには、あらかじめ記入すべき項目が記載されています。

エンディングノートには決まった形式というものはありませんが、テンプレート上には必要最低限の項目が記載されています。

項目にそって記入するだけで、一定の完成度を持つエンディングノートが完成するのは大きなメリットです。

また、項目ごとに別れて作成されており、家族が手に取った時に読みやすいというメリットがあります。

自作のエンディングノートのようなオリジナリティは出せませんが、誰が読んでも伝わる内容に仕上がる点は、自分の意思を伝える上で大切といえます。

 

1−2. 要点を抑えた書面にできる

テンプレートに沿って作成することで、要点を抑えたエンディングノートを完成させられます。

自作する場合は、「書きたいことが多くてまとまらない……」といったことが起こりやすく、まとまりに欠けてしまう恐れがあるのです。

お葬式やお墓のことなど、自分の希望を細かく記載してしまうと、第三者が見た際にどの部分が重要なのかが伝わりにくくなってしまいます。

先述のように、用意された項目に沿って枠内に記入することで、自分が伝えたい部分が明確な、まとまりのある文章に仕上げやすくなる効果が期待できるのです。

1−3. 作成時間を短縮できる

エンディングノートのテンプレートを使えば、最初から必要な項目が揃っており、レイアウトも出来上がっているので、大幅な作成時間の短縮につながります。

エンディングノートを自作する場合、どんなデザインにしようか悩んでしまい、中々作成にたどり着けない場合が考えられます。

テンプレートはインターネット上のWEBサイトから簡単にダウンロードでき、パソコン上での作業にも対応。

誤字や脱字に気づいたらその場で修正できるなど、手書きよりも大幅に作業時間の短縮を実現できるのです。

1−4. パソコンの場合はデータとして保存できる

テンプレートとしてダウンロードしたエンディングノートのデータは、パソコン内に保存しておけます。

作りかけの状態でも途中保存でき、日を改めて作成できる点がメリットです。

エンディングノートを1日で作成しようにも、内容が多く考えがまとまらない場合が多くあります。

時間を開けて作業することで、過去に記載した文章を訂正したいと思っても、パソコン上の作業なのですぐに対応できる点もメリットといえるでしょう。

作成したエンディングノートは、家族にデータの格納先を伝えたり、紙に印刷して保管したりするようにしましょう。

いざ、エンディングノートが必要になったという時に、「パソコンのパスワードがかかっていて取り出せない」「データのある場所がわからない」といったトラブルを回避するためです。

 

1−5. 費用を抑えて作成できる

今回の記事で紹介するエンディングノートのテンプレートは、すべて無料でダウンロード可能です。

そのため、費用を抑えてエンディングノートを作成できます。

市販品を購入する必要がなく、複数のテンプレートの中から気に入ったものを選んで作成できる点がメリットといえるでしょう。


エンディングノートのテンプレートを活用すれば、効率よく作成することができます。
終活をスムーズに進める上でも、最初に取り掛かることの多いエンディングノートを気持ちよく作成したいですね。

2. エンディングノートに必要な項目を確認

エンディングノートに必要な項目を確認しておきましょう。

決まった形式というものはありませんが、最低限必要な項目を押さえることで、ダウンロードしたテンプレートと見比べて見て、必要であれば項目を追加するなどの工夫ができます。

 

エンディングノートに必要な項目

1:自分のこと(プロフィール)

・名前や生年月日、血液型、家族構成
・学歴
・社会人歴

2:医療と介護について

・健康保険証番号
・介護への希望
・延命治療の希望

3:お葬式について

・希望する葬式の内容
・菩提寺・神社・教会など
・葬儀費用
・遺影の写真

4:お墓について

・すでにお墓がある場合
・お墓を購入する場合

5:財産の記録

・預貯金
・有価証券
・年金
・クレジットカード

6:遺言書について

・遺言書の有無
・遺言書の保管場所

7:メッセージ

・必要な人へ向けて作成

 

 

エンディングノートには、残された家族への負担を減らせるよう、必要事項をもれなく記載しましょう。

 

 

3. 【パソコンでの作成に対応】無料でダウンロードできるテンプレート5選

ここからは、無料でダウンロードできる、エンディングノートのテンプレートを紹介します。

まずは、パソコン上で編集できる形式のテンプレートを5つから確認しましょう。

 

3−1. Microsoft Office「エンディングノート」:Wordで作成できる

 

多くのパソコンにインストールされているソフト、「Word」を使って手軽にエンディングノートを作成したい場合は、「Microsoft Office」のWEBサイト上でダウンロードできるエンディングノートがおすすめです。

ソフトの開発元が作成したレンプレートだけあって、使いやすさは抜群。

あらかじめ用意されたフォーマットに合わせて文字を入力するだけで完成させられます。

Wordなので文字の大きさやフォントを変えたり、写真を挿入したりできる点も、強調したり自分らしさを出したりするなどの工夫に使えます。

 

こんな方にMicrosoft Office「エンディングノート」がおすすめ

・パソコンにWordのソフトが入っている方
・決まったフォーマットに沿って作成したい方
・写真を挿入したい方

 

3−2. 百人百想「百人百想・エンディングノート」:相続などを記載できる

和風なデザインが目を引く、「百人百想」の「百人百想・エンディングノート」。

自分のプロフィールなどについて記載する「Ⅰ 私の自分史 これまで歩んだ道・これから」と、葬儀やお墓への希望を伝える「Ⅱ 私の記録  家族へ伝えること」の2部構成からなっています。

ダウンロード形式はパソコン上で編集できるWord形式と、印刷して手書きで入力したい方向けのPDF形式の2つが用意されており、用途に合わせて使いわけられる点が便利です。

 

こんな方に百人百想の「百人百想・エンディングノート」がおすすめ

・パソコンにWordのソフトが入っている方
・自分についてと、家族への希望を分けて作成したい方
・作成途中で保存しておきたい方

 

3−3. 日刊葬儀新聞社「エンディングノート」:130ページのボリューム

 

Word形式だけでなく、「キングソフト」の「WPS Office」にも対応している、パソコン上で作成可能なテンプレートである、「日刊葬儀新聞社」の「エンディングノート」。

130ページもの大ボリュームがあり、希望する内容をしっかりと書き込めるようになっています。
もちろん、不要な部分は削除できるので、適切なバランスを保てるようになっています。

 

全4章から構成されており、要点ごとに必要事項を書き込める点が便利です。

・第一章 自分史~人生を振り返って
・第二章 メッセージ~感謝の言葉
・第三章 医療・介護~もしもの時のために
・第四章 葬儀~葬儀の準備、希望

ダウンロード形式はパソコンでの編集に対応したものと、印刷して手書き入力できるPDF形式の2つから選べます。

 

こんな方に日刊葬儀新聞社「エンディングノート」がおすすめ

・パソコンにWordのソフトが入っている方
・パソコンにWPS Officeのソフトが入っている方
・決まったフォーマットに沿って作成したい方
・書き込む内容が多めになりそうな方

 

3−4. ラプラージュ総合法律事務所「エンディングノート」:読みやすい構成

温かみがあり読みやすいフォントが特徴の、「ラプラージュ事務所」の「エンディングノート」。

和風のフォントが使われており、読む人に柔らかい印象を与えます。

構成は目次が用意されており、読みやすさを追求した内容になっている点もおすすめです。

テンプレートはWordにも対応した.doc形式と、印刷して手書きで作成できるPDF形式の2つから選べます。

 

こんな方にラプラージュ事務所「エンディングノート」がおすすめ

・パソコンにWordのソフトが入っている方
・温かみのあるデザインにしたい方
・読みやすさを重視したい方

 

3−5. 終活のWebsite Tsui No Ryuugi「エンディングノート」:Word・Excelに対応

「Website Tsui No Ryuugi」の「エンディングノート」は、MicrosoftのWordだけでなく、「Excel」にも対応したテンプレートをダウンロード可能です。

仕事でExcelを多用していたという方は、使い慣れたソフトで効率的に作成できるでしょう。

テンプレートの内容は項目別にシンプルにまとまっており、第三者から読みやすいエンディングノートに仕上げられます。

手書きで作成したい方の場合は、PDF形式でダウンロードするとよいでしょう。

 

こんな方に終活のWebsite Tsui No Ryuugi「エンディングノート」がおすすめ

・パソコンにWord・Excelのソフトが入っている方
・シンプルなデザインにしたい方
・読みやすさを重視したい方

 

4. 【PDF形式を元に手書きで作成】無料でダウンロードできるテンプレート3選

続いて、インストールしたテンプレートに手書きで作成したい、という方向けの、PDF形式のテンプレートを3つ紹介します。

 

4−1. 終活マガジン「終活ノート」:項目別にダウンロードできる

手書き作成に対応したテンプレートがダウンロードできる、「終活マガジン」の「終活ノート」。

下記の6つの項目に分かれており、必要事項を記入しやすい内容になっています。

1.基本編
2.財産編
3.保険・個人年金編
4.遺言書・形見分け編
5.もしものときの生活編
6.葬儀・お墓編

項目別にダウンロードできるため、必要な部分だけ入手することも可能です。

ボリュームが多くなりがちなエンディングノートなので、要点を絞って作成することができます。

 

こんな方に終活マガジン「終活ノート」がおすすめ

・手書きで作成したい方
・必要な項目だけダウンロードしたい方

 

4−2. :葬儀ベストネット「エンディングノート」:必要なページのみ印刷可能

A4サイズで全39ページのボリュームがある、「葬儀ベストネット」の「エンディングノート」。

遺言や感謝のメッセージ、葬儀の希望、預金額など、多岐に渡る項目の中から、必要なものを選んで印刷できます。

WEBサイトのデザインが整理されているので、自分のエンディングノートに必要になる項目をダウンロードしやすくなっているのがポイントです。

書面はシンプルなデザインで、誰からも読みやすい内容に作成できます。

 

こんな方に葬儀ベストネット「エンディングノート」がおすすめ

・手書きで作成したい方
・必要な項目だけダウンロードしたい方
・シンプルなデザインを望まれる方

 

4−3. ライフエンディング・ステージ情報「エンディング・ノート」:3つの項目から選べる

「ライフエンディング・ステージ情報」の「エンディング・ノート」は、「葬儀編」「財産編」「ラストライフ編」の3つの項目に分かれていて、使いやすい内容になっています。

温かみのある和風フォントが使われており、四つ葉のクローバーのイラストが使われているなど、柔らかい印象を与えるデザインが特徴です。

3つの項目に分かれているので、自分が書き始めたいと思った項目から着手するとよいでしょう。

こんな方にライフエンディング・ステージ情報「エンディング・ノート」がおすすめ

・手書きで作成したい方
・項目別に作成したい方
・温かみのあるデザインを望まれる方

 

まとめ:エンディングノートをパソコン・手書きで自作!無料ダウンロードできるテンプレート8選

エンディングノートのテンプレートは、多様な種類を無料で入手できます。

パソコンが得意な方は時間をかけて編集しながら、作成に取り組んでください。

手書きにこだわりのある方は、必要な項目から埋めていくとよいでしょう。

終活で取り組むべき内容は多くありますが、最初にエンディングノートを作成することで、その後の道筋を立てやすくなります。

必要事項が揃っているテンプレートを使えば、内容に過不足のないエンディングノートを完成させられるでしょう。


終活の相談窓口でも、こちらのページから「エンディングノート」を無料でダウンロード可能です。

PDF形式なので手書きで作成でき、目次を完備しているので、家族が手にした時に必要な項目が何ページにあるかをすぐに把握できるようになっています。

エンディングノートに必要な項目が揃っていますので、ぜひダウンロードしてご利用ください。