終活でエンディングノートは必要?その役割とデータから分かる重要性

エンディングノート

終活をするならば、まずエンディングノートから始めてみるのがおすすめです。

「そろそろ終活を始めてみたい」という方の中には、エンディングノートって必要なのかな?と思っている方もいるかもしれません。

エンディングノートは遺言書などと違い、法的効力はないものですから、確かに終活において必須ではありません。

しかし、エンディングノートを書くことで自分の理想の最後をイメージしやすくなり、同時に周りの人に自分の希望を伝えられる大切な役割を持っています

この記事では、終活においてのエンディングノートの重要性・必要性について掘り下げていきます。

◎エンディングノートが終活において重要な理由を解説

なぜならば、エンディングノートを書くことで終活の方向性が見えてくるから

◎エンディングノートで実現できる8つのことを紹介

・自分の人生を振り返ることで心の整理ができる

・資産・負債の状況を整理できる

・葬儀・埋葬方法の希望を伝えられる・相続や遺言についての想いを伝えられる

・医療や介護の希望を伝えられる

・連絡先リストをまとめておける

・大切な人へのメッセージを伝えられる

・備忘録としても使える

後半では、実際にエンディングノートを始める場合に役立つ情報もまとめています。

この記事を読み終わる頃には、終活におけるエンディングノートの重要性を理解できるようになり、さらにエンディングノートを今すぐ始める方法も分かります。

この記事をきっかけに、ぜひエンディングノートを始めてみてください。

1. エンディングノートは終活において重要

エンディングノートとは、人生の終末を迎えるにあたり、自分の希望や周囲へのメッセージを書きとめていけるノートのことです。ただし、明確な定義は無く、内容や形式は自由に書くことができます。

例えばこんなことを書いておきます

・現金や不動産、有価証券などの情報

・延命治療を希望するかどうか

・アレルギーや持病歴

・スマホやインターネットなど契約しているサービス一覧

・ペットのかかりつけ医などの情報

終活においてエンディングノートは必ず用意しなければならないものではありませんが、ぜひとも用意してもらいたいものです。実際、2017年に国境なき医師団が行った調査では、実に9割の人が「エンディングノートの準備が大事」と回答しています

参考:国境なき医師団「終活と遺贈に関する意識調査2017」

エンディングノートは、急に倒れてしまった時などに家族や周りの人が困らないためのものという側面が重視されていますが、もうひとつ大きな役割を持っています。

それは、終活をこれから始めようと思っている方の道しるべになるという点です。

終活でやるべきことはたくさんあるため、いきなり始めようとするとどこから手を付けていいか困ってしうことが多いものです。そんな時にまずエンディングノートを用意して書くことで、自分の終活の方向性が見えてくるのです。

終活協議会でも、終活の最初の一歩としてエンディングノートをおすすめしています。

 

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2. エンディングノートで実現できる8つのこと

実際にエンディングノートは終活においてどんなメリットがあるのか、実現できる8つのことを解説します。

・自分の人生を振り返ることで心の整理ができる

・資産・負債の状況を整理できる

・葬儀・埋葬方法の希望を伝えられる

・相続や遺言についての想いを伝えられる

・医療や介護の希望を伝えられる

・連絡先リストをまとめておける

・大切な人へのメッセージを伝えられる

・備忘録としても使える

 

2-1. 自分の人生を振り返ることで心の整理ができる

エンディングノートを書くことで、これまでの自分の人生をじっくり振り返り、自分の気持ちを整理できます。

誕生から今までの出来事をまとめた自分史の年表を作るのも良いでしょう。「小さい頃は体が弱かった」「子どもが生まれたときにこんな気持ちだった」など、自分の人生がどんなふうだったのか思い出しながら書くことで、自分の人生を振り返り、噛み締めることができます

自分の人生史を、残された人たちに伝えられるメリットもあります。

2-2. 資産・負債の状況を整理できる

エンディングノートに、資産(現金や預貯金、不動産、有価証券など)や負債(借金やローンなど)の状況を書いておくことで、現状を整理しておくことができます。

自分ですら、急に資産状況を全て明らかにしてほしいといわれても難しいですよね。自分が忘れないために情報を集約できるメリットもありますし、亡くなった後の相続手続きで家族が困らないメリットもあります。

2-3. 葬儀・埋葬方法の希望を伝えられる

葬儀や埋葬(納骨・墓)の希望をエンディングノートに書いておくことで、家族に想いを伝えることができます。

持病で最期を迎える方もいれば、元気だったのに急逝してしまう方もいます。元気なうちに理想の最期をイメージして書き留めておくことで、実際に墓を見に行ったり葬儀場の見積を取ったりという具体的な行動にも移せます。

2-4. 相続や遺言についての想いを伝えられる

エンディングノートには法的効力はないため、財産の分け方を法的に有効としたい場合は遺言書の形にする必要があります。しかし、遺言書に書ききれない想いについてエンディングノートに残しておくことができます。

いくら親しい親族間でも、財産分与にはトラブルがつきものです。「なぜ遺産の配分をそう決めたのか」を遺族が知ることで納得感が増し、相続をめぐる無用な争いの回避につなげられます。相続や遺言の根拠としてエンディングノートを補足として使うことができるのです。

2-5. 医療や介護の希望を伝えられる

認知症や意識不明などの理由で意思を伝えられなくなった場合のために、医療や介護の希望をエンディングノートに残しておくことができます。

・終末期医療に延命治療を希望するか

・希望する介護サービスの内容(在宅か施設か)

・常用薬がある場合はその薬の名前

・誰に財産管理を託すか

特に、延命治療を希望するかどうかはエンディングノートに書いておきたい内容です。延命治療の可否は、本人の意思が確認できなければ家族が決めることとなります。意思が決まっている場合は、意思表示をしておくことが大切です。

2-6. 連絡先リストをまとめておける

エンディングノートで親族や友人、知人などの連絡先をまとめておけば、いざというときに役立つリストとなります

リストがあれば、入院時や葬儀の時に家族が連絡するのに役立ちますし、一カ所に整理しておけば日常の生活でも活用できます。

2-7. 大切な人へのメッセージを伝えられる

エンディングノートに、家族や友人など周囲へのメッセージを書くこともできます。事前に書いておけば、急逝してしまった場合でも、生前の自分の想いを伝えることができます

ほとんどの場合、別れは突然ですので、最期の言葉を大切な人に伝えられるとは限らないのです。普段心で思っていてもなかなか伝えられないメッセージを書いておけば、死後の遺品整理で発見して読んでもらえるでしょう。

2-8. 備忘録としても使える

まだ終活を意識していない若い世代でも、エンディングノートは日常の備忘録として使うことができます。

例えば、預金口座や証券口座の一覧、保有しているクレジットカードの情報、Webサービスのログイン情報などを集約しておけば、何かあった時にエンディングノートを見れば安心です。

3. 終活を始めるならエンディングノートを始めよう

2章で解説した通り、エンディングノートは終活や日常生活のさまざまなことを実現できます。これから終活を始めたい方はもちろん、人生について見つめなおしたい若い世代にもぜひ始めてほしいアイテムです。

ここからは、実際にエンディングノートを書いてみたい方に向けて、参考になる記事へのリンクをご用意しました。

3-1. エンディングノートを選ぶ

エンディングノートを書くためにはノートを選んで用意する必要があります。

一番のおすすめは、市販のエンディングノートを買う方法です。市販のエンディングノートならあらかじめ項目や書く内容が記されているので、それに沿って自分なりの想いを書いていくだけでエンディングノートが完成します。

市販のエンディングノートは種類が豊富です。自分に合う最適なノートを選びたい方は、以下記事を参考にしてみてください。人気の15商品を比較して選べるようになっています。

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2020年最新!おすすめの終活ノート(エンディングノート)15選

 

エンディングノートを無料で手に入れたいという方は、いろいろなサイトで公開されている無料の雛型をダウンロードする方法が良いでしょう。

関連記事
すぐDLできる無料のエンディングノート18選!見やすい比較表付き

また当サイトを運営している終活協議会でも、メルマガ登録してくださった方を対象に、無料でエンディングノートを差し上げています。以下の画像をクリックしてぜひご登録ください。

 

3-2. エンディングノートを書く

エンディングノートを用意したら、あとは自分の思いのままに書いていきましょう。

ここでは詳細までは説明しませんので、書き方に迷ったら、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

関連記事
【例文有り】エンディングノートの書き方をわかりやすく解説!

 

3-3. 迷ったらプロに相談しよう

エンディングノートの選び方や書き方、内容など、何か迷うことがあったら、プロに相談するのが一番です。

当サイト「終活の相談窓口」では、皆様のお悩み事に何でも丁寧にお答えいたします。もちろんエンディングノートに関することだけでなく、終活に関わることなら何でもご相談ください。


終活の相談窓口に相談してみる

 

お電話の方は、0120-980-845 に「終活の相談窓口を見た」とお伝えのうえ、お気軽にお電話ください。

まとめ

この記事では、終活におけるエンディングノートの必要性について解説しました。

<この記事のまとめ>

◎エンディングノートは終活において重要である!

なぜならば、エンディングノートを書くことで終活の方向性が見えてくるから

◎エンディングノートで実現できる8つのことを紹介

・自分の人生を振り返ることで心の整理ができる

・資産・負債の状況を整理できる

・葬儀・埋葬方法の希望を伝えられる

・相続や遺言についての想いを伝えられる

・医療や介護の希望を伝えられる

・連絡先リストをまとめておける

・大切な人へのメッセージを伝えられる

・備忘録としても使える

エンディングノートで実現できる8つのことを見れば、やらないよりやった方が良いことが分かりますよね。

あなたの人生を振り返り、大切な方へ重要な情報を残すためにも、エンディングノートを始めてみてください。

参考記事URL
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必要性について
https://syukatsulabo.jp/article/12896

実現できることについて
https://www.leopalace21.jp/contents/how-to-ending-note.html

相続・財産分与について
https://www.all-senmonka.jp/moneyizm/3596/

公益社団法人【永代供養・海洋散骨】メモリアル整備協会
永代供養・海洋散骨・お墓の建立や引越し・墓じまい・位牌供養のことならお気軽にご相談ください。沖縄で安心の公益財団が運営するメモリアルパークは、沖縄本島をはじめ宮古・石垣に計7ヶ所を展開。スタッフ全員が終活カウンセラーの有資格者。生前でのご相...

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